岡崎義人   おかざき・よしひと

長田社長の時代から球団フロントとして在籍した野球通。長年にわたりタイガースの経営に携わってきた。
ドラフトでは江川・岡田を的中させるなどすばらしい抽選運を持ち、「黄金の左腕」「ゴッドハンド」と呼ばれた。
名マネージャーではあったのだが、球団トップとしては失敗した。戦力が下降していく時期とかさなった上に、OB会のいいなりで村山氏を監督に据えた後は、選手の不祥事やバース問題が生じて罷免された。基本的に「いい人」なのである。
中埜社長の突然の死去さえなければ、有能なセコンドとなっていたであろうだけに残念である。


1918年生
出身地  大阪府
出身校  浪速高校 京都大学

京大では野球部 守備範囲が広く強肩な内野手として関西球界に名を残した。 

49年 阪神電鉄入社
76年 9月1日 阪神タイガース出向常務取締役に就任
78年 ドラフトで江川卓を引き当てる
79年 ドラフトで岡田彰布を引き当てる
83年 6月2日 阪神タイガース専務取締役 球団代表に就任
84年 10月23日 阪神タイガース球団代表就任
85年 10月21日 阪神タイガース球団社長就任
    12月10日球団創立50周年式典を開催する
87年 10月16日村山監督の就任を発表
88年 6月10日 バース問題から罷免される

05年 2月25日逝去


げんまつWEBタイガース歴史研究室