三電鐵リーグとは
三電鐵職業野球リーグ戦。
南海の加盟を期に関西の電鉄三球団が主催して開催した関西独自のリーグ戦でした。
阪急の小林一三社長は職業野球創設時から関西の電鉄会社それぞれが球場と球団を作って、お互いに対抗戦をしたいと考えていました。これは阪神電鉄の今西社長も同じ考えでした。
南海の職業野球リーグ加盟は阪神・阪急の熱烈な支持によって実現しました。阪神・阪急は互いに共同歩調をとり、南海と共に関西球界を盛り上げていこうと考えており、行ったのが三電鐵リーグでした。
この招待券にはそれぞれの電鉄会社の社章が刷り込まれています。たかだか野球の試合に社章を印刷するというのは、これ以外には見受けられない特徴で、このリーグ戦に親会社の熱烈な支援があった事を裏付けます。
試合結果
第1回三電鐵リーグ 1939年12月15日からの3日間が西宮球場、その後は甲子園球場で開催された。
12月15日 阪急6−2南海
12月16日 阪神10−5南海
12月17日 阪神5−4阪急
12月19日 阪神7−4南海
12月20日 阪急7−1南海
12月21日 阪急6−0阪神
優勝決定戦
12月22日 阪神4−1阪急
第2回三電鐵リーグ 1941年1月11日(中モズ) 12日(甲子園) 13日(西宮)
1月11日 阪神5−3南海 阪神3−2阪急
1月12日 南海11−1阪神 南海7−4阪急
1月13日 南海5−4阪急 阪急3−1阪神
優勝 南海 3勝1敗 2位タイガース 2勝2敗 3位阪急 1勝3敗
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