松木謙治郎氏はこの球場でキャンプを行うにあたって十分な下調べができていなかったとし、以下のように語っている。
「鴨池球場は狭いため打撃練習で力のない選手までもがサク超えする。サク越えをねらって大振りし、打撃フォームを狂わす原因になった。また、柵越えした球は周辺民家の瓦や窓ガラスを破壊し、その補償についてマネージャーが非常に苦労した。」
三塁側の一角以外の場外は狭い。レフトに打てばすぐ道路に飛び出しましょう。でもレフト側には民家がありません。
右翼場外には民家が迫っている。現在は右翼場外に2重に防球ネットが張られている。たしかに左打者が無理やり引っ張れば民家を直撃するだろう。
しかし、松木監督の言う力のない左打者って誰だろう。櫟は病欠なのでキャンプに参加したのは田宮・金田・日下・伊沢ぐらい。投手ではない左打者は。金田は別格なので、監督の期待が大きかった日下の事でしょうか。
結局、この1年限りで鹿児島キャンプはなくなった。
その後、ロッテがキャンプに県営鴨池球場を使うにあたり、鴨池市民球場も使用している。2つの野球場は歩いて5分の距離にある。 |
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