鳴海球場跡訪問


1927.10.17、愛知電鉄が開設
戦後、間もない頃の米軍が撮影した航空写真が国土交通省のウェブシステムで見つけられた。内野両翼の伊吹スタンドが増築された後の姿で立派な球場だった事が伺える。名鉄・鳴海駅から1kmぐらいの場所にあり、周辺は住宅に囲まれていることが伺える。
48年にナゴヤ球場が完成し54年に名古屋鉄道が中日ドラゴンズの経営から手を引き、プロ野球の興行がまったく行われなくなると58年閉鎖された。


名古屋大会
36.5.16 阪神2−3セネターズ ●藤村
36.5.17 阪神3−2阪急 ○御園生
名古屋優勝大会
36.10.4 阪神10−5名古屋 ○若林
36.10.5 阪神11−2大東京 ○御園生
36.10.7 阪神5−1セネターズ ○若林

48.4.4  阪神4−9南海 ●御園生
48.4.5  阪神1−3中日 ●若林

52.4.25 阪神3−5名古屋 ●梶岡
52.4.25 阪神1−0名古屋 ○藤村隆
52.8.31 阪神4−0名古屋 ○真田
53.5.3  阪神2−4名古屋 ●真田
53.5.3  阪神4−5名古屋 ●渡辺省

跡地は名鉄自動車学校(http://www.meitetsu.co.jp/mdsl/)になっている。球場の敷地にあわせて教習コースが丸く設置され、今でも車庫として伊吹スタンドが残っているというのが面白い。
実際に見に行くと、地図で見て想像した以上に駅から球場に向かうまで坂が多い。ナゴヤ球場と比較すれば、やっぱり不便な気がした。

国土地理院航空写真 1950年



確かに球場に形に添って教習コースが

制定 2005年8月21日

げんまつWEBタイガース歴史研究室