津山市営球場


城下町として山間にひっそりたたずむ岡山県津山市。
市街地北側に立派な陸上競技場があり、その北東にひっそりと野球場がある。これが津山市営球場。
1970年に完成したこの球場では現在でも県北部の高校野球を中心に利用されている。

山間を切り開いてつくり、グランド部分は掘られているので、すり鉢のような形をしている。見てのとおり、球場全体を外周道路から見渡せる形状なのでいくらでもタダで観戦できるため、現在プロ野球の試合を行うなどということはありえない。
しかし、1973年に2試合もパシフィックリーグの公式戦が行われたことがあります。

さらに、1971年3月30日に阪神タイガースが阪急とオープン戦をおこなっています。阪急と帯同しての岡山県シリーズで津山から倉敷にまわる遠征でした。カークランドが本塁打を打ち込んでいます。
また1985年の第28回ウエスタントーナメント大会もここで開催されました。
両翼91m中堅120m フェンスは極めて低く柵越えが容易そうだ。
内野は土、外野は天然芝。
内野部分は25段のコンクリート。外野は芝生。
スコアボードはよくある中央に時計を配置した緑色の手書き。 だが審判は6人まで、延長戦は16回まで、Fc表示機能があることなど、他の地方球場より若干のこだわり機能がある。



2007年2月制定

げんまつWEBタイガース歴史研究室