1953年は夏季高校野球期間中の公式戦を東北北海道遠征でまかなった。函館・札幌とあわせて開催されたのが炭坑の町・夕張市だった。夕張鹿谷球場を使用した。
1953年8月8日 タイガース1−6国鉄 敗 三船 勝 金田
国鉄スワローズは前年にも大洋を連れて夕張で公式戦を行いました。
今ではメロンしか名物のない夕張市ですが1950年代は炭坑で働く多数の人がいました。野球チームもいくつかあり、立派な球場が完成したのが1950年頃でした。鹿の谷は山間にある北炭夕張炭坑の町で、夕張鉄道・国鉄の鹿ノ谷駅の西北にあります。写真は1977年の国土交通省の航空写真ですが、谷あいの町に2面の球場があることがわかります。周辺には炭坑の町が広がっています。
日鉄・二瀬出身の三船選手が投げたのも何かのめぐり合わせのような気がします。 |
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