武庫川


武庫川は尼崎市と西宮市の境に流れています。

阪神地区に豊かな実りをもたらせた川は、昔はたびたび氾濫を起こして住民を悩ませた悪魔の川でもありました。
この武庫川の治水工事を行うことがきっかけで、甲子園球場が生まれた事は別項(歴史4 甲子園球場完成まで)で書きましたので、そちらを参照してください。
阪神武庫川駅周辺も、今では公園が整備されて市民の憩いの場所となっています。下流域では釣りマニアのスポットとしても有名です。
阪神電車の武庫川駅、本線の駅は東口につながっています。東口は築堤の道路と同じ高さになっています。武庫川線の乗換駅ですが、武庫川線は端を渡って西岸の西口から出ています。

そもそも、武庫川線は戦時中に出来た路線なので、本線が開通して武庫川駅が出来た頃には存在しなかった。また、阪神本線が出来た頃は尼崎センタープール駅もなかったので、武庫川は尼崎市(当時は武庫郡大庄村)の駅として設置されたのでした。現在も駅前の地名は尼崎市武庫川です。その後、西宮側に川西航空機の工場が出来たために武庫川線が設置され、現在は武庫川駅は西宮側の方が発展しています。
武庫川線については別項で語るとして、尼崎側は昔は田畑、現在は住宅地で何もありません。

南側の大浜町には工業地帯がありますが、昔から出屋敷側とのつながりが太いエリアで、現在もセンタープールからバスに乗っていくのが普通です。したがって、この武庫川駅の東側は静かな住宅街だけだと考えてよろしい。
関係ないですが、武庫川駅で2003年に撮影したポスター。「阪神電車が一番や」byオマリーを掲載しておきます。

げんまつWEBタイガース歴史研究室