1905年に開設された阪神鳴尾駅、甲子園駅が開設されるまでは甲子園に一番近い駅でした。 今でも、甲子園駅は混むので鳴尾駅まで歩くと言う奇特な人もおられます。現在のホームも開業時のものが使用されていますが、立体化されるとの計画もありますので、いつかは姿を消すでしょう。 元々の鳴尾村の集落はこの駅より南側で駅は集落の北側に設置されました。中学野球の鳴尾球場はこの駅から南に向かった鳴尾競馬場の中にありました。鳴尾駅は競馬場の客をさばいていた駅なので、設置当初から乗客数は非常に大きい駅でした。 |
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鳴尾駅の駅舎はホームの中央近辺に置かれた地下駅です。昔は地上に駅がありました。 朝夕は女子大生が賑やかに降りる駅、南側の武庫川女子大学を越えてはるかに進んだ埋立地に鳴尾浜球場があります。(歩いていける距離ではない) この駅前には昔、「剣平」という居酒屋がありました。料理もおいしかったこの店は中谷賢平さんの店。残念ながら2001年に閉店してしまいました。 現在は駅のかなり北側に湯舟敏郎氏の牛若丸がありますが店長は店にいないので剣平の方が魅力です。 |
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鳴尾周辺は阪神の開発地です。このため、阪神グループの土地が今でも多く残っています。駅のすぐ北側の古い建物が鳴尾変電所です。 鳴尾変電所から西に目を向けると阪神シティケーブル株式会社。本社は尼崎市ですが、西宮近辺の基地はここです。 私も西宮在住時は加入していましたが、スカイスポーツ3が映らないのが阪神ファンとしては不満で、「本当に阪神の関係会社か!」と思った事があります。現在は有線テレビ事業を統合し、ベイコミュニケーションに名前が変わりました。 |
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阪神シティケーブルの裏手にも阪神電鉄の所有地・開発地が広がります。 阪神鳴尾マンション。70年代に球団関係者も多数利用していたマンション。今は単なる古いマンションですが。 ここから甲子園に向かう間にも(北側はまっすぐ行けないので踏み切りを渡りますが)、上田次朗管理部長宅をはじめいくらか元プロ野球選手の家があります。 鳴尾は古い阪神の開発地。 |
2003年現在