阪神野田


野田なのだ。
阪神野田・地下鉄野田阪神・JR海老江の3線が合流し、国道二号阪神バスが発着する交通の要所で、生野・深江・伊丹・宝塚・三田などから甲子園へ向かうのに重要な乗換駅だ。栄えていた阪神電車の駅に市電が接続し、野田阪神前駅を設置したのが地下鉄の駅の前身。JRは平成になってから東西線開業時に設置された。古くから阪神沿線として栄えた町。商店街ではどの店からも野球中継が聞こえ、選手のサインを飾ってある店も少なくない。阪神と共に栄えた町だ。阪神の高架下には「野田阪神工具街」がある。
阪神電車の駅から北側は阪神電鉄が再開発したビル。1970年に設置した直営の「グリーンストア野田」が失敗したせいか、ジャスコが入っています。ジャスコ野田阪神店と48店の専門店街で構成されている「ウイステ」がその核になっています。1992年に新設されたウイステは開店10周年を機に全面改装を行いました。野田は、「吉野の桜、竜田のもみじ、野田の藤」と並び称されたほどの藤の名所です。WISTEは藤の英名のWisteria(ウイステリア)に由来しています。
ウイステの1階フロアにトラマークを発見しました。阪神タイガース応援スタンプラリーのスタンプ台です。ここにはタイガースニュースも掲示されています。
(2003年当時)
ウイステの奥にそびえる巨大なビル。
これが阪神電鉄本社です。1992年、西梅田にあった本社はこのビルに移転しました。ハービスにも阪神電鉄のオフィスがあるため、本社は今でも西梅田にあると誤解している人も少なくありませんが、これが阪神電鉄本社ビルです。
この本社ビルが象徴しているように、阪神電鉄の「暗い・汚い・貧乏臭いイメージ」は完全に過去のものと言えます。久万社長就任以降、阪神電鉄の経営は大きく変わりました。スポーツ新聞で叩かれているオーナーが、本当に経営の天才である一面がうかがえます。野田オーナーはじめ、本社の中枢は野田にあります。オーナー報告などもこのビルで行われているのです。

げんまつWEBタイガース歴史研究室