夢を咲かせよ 球場の空に
そして我等の この胸に
GO! GO! 掛布 GO! GO!
掛布
ペナントレースの 花と咲け
若トラ若トラ掛布 打て打て掛布
若トラ若トラ掛布 打て打て掛布
この日このとき この一球に
日夜きたえた 腕だもの
GO! GO! 掛布 GO! GO!
掛布
勝利にみちびけ タイガース
若トラ若トラ掛布 打て打て掛布
若トラ若トラ掛布 打て打て掛布
君の背中に 青春がある
そこに我等の 夢がある
GO! GO! 掛布 GO! GO!
掛布
その手でもぎとれ 優勝を
若トラ若トラ掛布 打て打て掛布
若トラ若トラ掛布 打て打て掛布
76年ベストナインを獲得しした若干21歳の若トラ「掛布雅之」の人気はうなぎのぼりとなり、テイチクから77年に発売された45rpmのドーナツ盤のレコード。価格は1枚600円。ジャケットはこちら
関西地区を中心に126万枚の大ヒットを記録。 B面は「大きな星になれ」だった。
曲は細川たかし「女の十字路」他を手がけ、当時日本の歌謡界をリードしていた中山大三郎(メガネのおじさん)。近年でも天童よしみらを手がけている人気作詞家だ。
この作品のヒットにより 東芝から「タイガース讃歌」などが次々発表されるなど、レコードブームとなったが、100万枚を超えたヒット作は他には出なかった。
掛布の打席ではこの曲のサビの部分「若トラ若トラ掛布 打て打て掛布 若トラ若トラ掛布 打て打て掛布」の部分が掛布の打席でトランペットで吹かれるようになり、これが現在の選手別ヒッティングマーチの元祖だと記憶している。
挿入されている実況部分は77年4月2日の開幕戦神宮球場にて1回2死でヤクルトのエース・松岡から放った開幕第1打席満塁本塁打の朝日放送の実況放送だ。
歌の遠藤良春は100万枚を超えるようなヒット曲はこの曲だけだが、新世界地下など関西地区を中心に地道に活躍していた実力派の歌手だ。99年5月に 銀河に輝くタイガース /演歌阪神タイガース (作詞:藤原栄之/作曲:服部耕治)をリリースしている。