村山実氏が立てた自宅兼事務所のマンション
国道43号線の神戸方向から芦屋川を渡った所に「芦屋マンション11」があります。 「11」は、もちろん村山氏の背番号「11」から出た数字です。 この場所から約100m程東へ進むと、43号線の上を走る阪神高速道路が地震によって倒壊した場所になります。 この「芦屋マンション11」の1階部分は村山実氏が社長を務めたスポーツ用品販売会社「リージェント・ファーイースト」のオフィス兼倉庫になっています。この日は丁度納品があって、白いワゴンが荷物の積み下ろしを行っています。 2階から4階部分はマンションとして貸し出されています。 |
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村山氏の入団6年目、1964年に竣工しました。1階部分は最初から引退後に使う事業スペースとして考えていたようです。68年に舶来品の輸入販売を手がけていましたので、その事務所が当初はあったと思います。 77年にリージェント・ファーイーストの日本株を収得して現在の事務所を開きました。 村山実氏は入団時から電鉄社員の出向の身分で契約するなど、常に引退後の事を考えておられました。現役時代に建てたこのマンションも、将来の事業展開を考えてのことでした。 野球選手と引退について、私はこのマンションを見るたびに色々感じる事があります。この会社にはタイガースOB選手やも多数勤めたそうです。 村山氏は夙川にも「マンション11」を持っておられましたが、こちらは現存しません。 |
写真 2002年10月22日撮影