松本貞一   まつもと・さだかず  (木下貞一)

蝶々やトンボが止まりそうな超緩球を武器に甲子園春3回夏1回出場した戦前の甲子園のスター選手。
プロ2年目には野手転向した。戦後、愛知産業を経て中日に入団し日本一のピンチヒッターと呼ばれた。


1919.3.20生
出身地  愛知県
出身校  東邦商業
投手・内外野手 右投右打

甲子園では優勝1回 甲子園通算13試合10勝1敗 
39年 バッテリーを組んだのは日比野武(阪急)
40年 夏は年齢規定で本大会に出場せず 若林忠志に勧誘され、阪神入団

41年 阪神 背番号21 16試合登板 4勝4敗 2完封 1.58  外野手 11試合 45打数5安打 .111
    7月26日西宮での名古屋戦でプロ初先発初完投勝利 8月2日朝日、10月5日巨人は完封勝利
42年 1試合登板 1敗 18.00  二塁手で56試合出場 61試合 203打数47安打 .232  

43年 養子先の希望で野球を辞めた

戦後 愛知産業入り 中心打者となった

53年〜54年 名古屋ドラゴンズ(木下姓に改姓) 通算 111試合 197打数 52安打 1本 26打点
   54年 4月21日 試合後広島ファンが審判に暴行事件を起こした時、スタンドから投げ入れられたラムネびんの破片で右耳に軽傷を受けた。

07年 12月5日逝去

野手成績 実働4年 出場201試合 打数445 安打104 本塁打1 打点39 盗塁10 打率.234
投手成績 実働2年 登板17試合 勝利4 敗戦5 完投3 投球回74.2 奪三振18 防御率1.80 (すべて阪神時代)


げんまつWEBタイガース歴史研究室