西村一孔   にしむら・かずのり   (西村一)

同期の西村孜と区別するため、「かずのり」「いっこう」と呼ばれた。
藤倉時代に地肩の強さで捕手から投手に転向。推定150kmのストレートに大きなカーブを交える本格派投手。1年目に22勝し新人王をとる活躍をしたが、2年目以降は盲腸・故障と不幸続きだった。


1935.10.11
出身地  山梨県大月市鳥沢
出身校  都留高校
ノンプロ  全藤倉(藤倉電線)
投手 右投右打

西村公一の兄
52年 高校では八頭(大映・大毎)の球を受ける捕手として甲子園に出場した
藤倉入社後、偶然コーチに来ていた吉田正男の勧めで投手に転向する。
54年 全藤倉で都市対抗出場 3連続完封で準優勝に貢献  争奪戦の末、タイガースに入団

55年 大阪タイガース 背番号20 オールスターファン投票出場
    60試合 22勝17敗 295.1回 2.01 302奪三振 新人王
56年 23試合 7勝3敗 104.1回 1.37 89奪三振 盲腸を患いオフに手術
57年 5試合 0勝0敗 18回 3.00 12奪三振 酷使した肩の影響で成績上がらず
58年 12試合 2勝0敗 25.2回 16奪三振
59年 登板なし
60年 引退

61年 二軍投手コーチ 背番号61 → 藤本監督就任後60に変更

レストラン ビクトリア 入社し、後に専務取締役就任

99年 3月1日 胆嚢ガンで逝去

実働4年 登板100試合 勝利31 敗戦20 完投13 完封6 投球回数443.1 奪三振419 防御率1.95


げんまつWEBタイガース歴史研究室