コーチ
横溝 桂   よこみぞ・かつら

唯一の個性は「まじめさ」、現役時代は睡眠時間さえ削って、バットを振り続けた。60年に「1番右翼」に定着し6月25日からの巨人、阪神戦で藤田(巨人)、渡辺、小山(阪神)から3試合連続ホーマーを放った。
小津社長の強い誘いで中西阪神のコーチになり、以後フロントで編成部門を担当した。98年球団取締役勇退時の挨拶はこうであった。「タイガースは長い歴史があるけれども本当の意味の伝統がない。なかなか人材が育たないむずかしさがあった。球団とは後継者を育成して、いずれ生え抜きの人にポストを譲るという約束でした。今は責任が果たせて肩の荷が降りた心境です。」 


1935.10.1生
出身地   岡山県総社市総社
出身校   岡山東商業
外野手 左投左打

54年 春の甲子園にエースとして出場 中国地方No1左腕と呼ばれた投手

55年〜69年 広島カープ
     58年に高校時代から痛めていた肩の状態が思わしくなく外野手に転向、野手として成功しオールスター1回

70年〜71年 広島スカウト
72年〜73年 広島二軍打撃コーチ 73年は一軍打撃コーチ

74年〜 評論家

78年〜80年 南海ホークスコーチ ヘッドコーチ

81年 阪神タイガースに打撃コーチとして入団  背番号84
82年 打撃コーチ
83年 打撃コーチ 

84年〜98年 タイガースフロント入り  スカウトから取締役編成部長に 98年末勇退

西宮市在住

実働14年 出場1054試合 打数2560 安打623 本塁打37 打点221 盗塁53 打率.243


げんまつWEBタイガース歴史研究室