大分城崎球場
大分県への最初の遠征は公式戦ではないが球団設立初年度にあった。
1936年7月22日 大分城崎球場(オープン戦)
タイガース6−4巨人 ○御園生 ●スタルヒン
さまざまな文献で大分城崎と書かれているので、どこにあったのかを大分市観光協会に問い合わせたところ、現在の地名で「大分市舞鶴町3丁目」、大分川のほとりで大分城と陸上競技場を結んだ真ん中あたりとなります。(航空写真の赤丸の部分)
大分城崎球場は1934年9月に竣工しましたが、戦時体制化の中、様相を変えていきましたので、いつどのようになくなったかは、はっきりとしていないとの事でした。 →訪問記
1940年1月13日にも大分でオープン戦を行っています。 |
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大分春日浦球場 1947年5月20日、大分師範学校跡に作られた。 (公式戦)
1949年8月14日タイガース19−5大陽 ○藤村隆 ●小林
本塁打 別当31・32号 後藤5号 金田7号 長谷川2号
開場後、星野組が管理していた。藤村隆男がご当地選手として選ばれて先発したのだろうか。両翼94m 中堅112mという小さな球場で、別当薫が2本の本塁打を打ち込んだ他、次々と本塁打が生まれた。
大分港に近い。東隣には春日神社がある。
観客席は2000人程度と小さく、外野のフェンスの裏には住宅地が並ぶ。プロの公式戦は8試合行われた事があるが、新大分球場も完成した事で取り壊される日も近いと言われる。
大分春日浦球場でのオープン戦はこのあと6試合
1965年3月30日、1968年3月31日(2試合)、1973年4月8日(2試合)、1974年3月31日
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別府市営球場は別府駅のすぐ西側にありました。1931年完成の古い球場でした。
球団初年度に巨人との遠征試合が大分城崎についで行われました。
1936年7月24日 タイガース4−2巨人 ○古川→菊矢 ●青柴
7月23日に行われる予定が、雨天で1日順延されました。
別府では公式戦も行われています。
1957年4月11日 タイガース7−0広島 ○梅本 ●川本
梅本元寮長が完封勝利を飾った貴重な試合です。
新しい球場が完成し、この球場も解体されました。
某球団のキャンプも行われ、また西鉄・稲尾投手の思い出の地として有名な球場でした。
→訪問記 |
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中津市営球場は1950年に完成した。タイガースは中津で開幕戦を戦っている。
1954年4月3日 タイガース2−9洋松 ●小山 ○権藤
1954年は洋松と中津から下関、八幡、防府、徳山と6試合の遠征で始まった。元々大洋のフランチャイズだった下関を中心に組んだためだが、中津で開幕戦が行われたということ自体、現在では考えられないことだ。
中津は3度オープン戦にも使用している。これは大分でのオープン戦とセットだった。
1971年4月3日 タイガース10−3西鉄 ○若生
1973年4月7日 タイガース12−9太平洋 ○五月女
1974年3月30日 タイガース4−3太平洋 ○山本和
(げんまつブログ訪問記)
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新大分球場では1996年と2001年にオープン戦が行われています。
1996年3月16日 オープン戦 タイガース5−2広島 ○藪
本塁打 石嶺
2001年3月9日 オープン戦 タイガース1−3ダイエー ●吉田豊
本塁打 八木
川尻が先発していた試合だったがリリーフの吉田が打たれての敗戦だった。福岡ドームとの2連戦だった。
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