千鳥橋

千鳥橋はこの駅のすぐ北側にある橋、この地区は四貫島と呼ぶのが普通だ。


千鳥橋駅。1924年8月に開業。1974年5月に西九条へ延伸されるまでは阪神伝法線の終点だった。延伸時に高架駅となりました。
北港通には大阪市電が走っていて、ここは市電との乗り換え駅でした。そもそも、尼崎から西野田(兼平町:野田中学の近く)までの路線として計画された西大阪線でしたが、千鳥橋−兼平町は市電と競合するとの理由から却下された。大阪市は市内に私鉄路線を入れず市営交通だけを走らせる「大阪モンロー計画」なるものに夢中でしたから、私鉄は市内への乗り入れができなかった。結局、大阪市電を廃止することになったのだから、大阪市の先見性のなさには困ったものだ。

阪神千鳥橋味のコーナー
1973年8月にオープンした阪神の高架下不動産事業施設。西大阪線の西九条延伸時に高架下を食堂街にした。
が、西九条延伸と大阪市電廃止以降は千鳥橋駅周辺の地位は低下した。街の中心である四貫島商店街と反対側になるためだろうが、空き店舗が多数見られる。現在入店しているテナントは3店のみ。焼肉屋は美味い。
味のコーナーは延伸部の高架下、これに対して昔は地上駅だった部分にあるのがファミリーレストラン・フラカッソ。かなりにぎわっています。ここは以前はサンデーサンだったような記憶がある。駐車場は千鳥橋駅から入った奥にあるので、一見さんは車で簡単に行けない店。
ダイコクが入居しているのが千鳥橋阪神ビル。上階は阪神千鳥橋マンションです。
このビルや奥の立体駐車場、病院などは阪神電鉄の所有地、昔の千鳥橋地上駅のあった場所になります。

この地区の中心地は、これより奥(西側)の四貫島中央商店街の方になります。さらに西に向かうと国道43号の梅香交差点、そして桜島方面となり、大型車が行き交う工業地帯になります。
四貫島は1980年代によくウロウロしていましたが、20年間変わらないのんびりしたところもある街です。大阪駅にも近いのですが、人間がガサツでなく どことなく独特で色のある、少し落ち着いた街という印象ですね。

この駅より北に向かった場所に不思議な店があります。

げんまつWEBタイガース歴史研究室