夙川と苦楽園


夙川と書いて「しゅくがわ」と読む。
このあたりには明治時代、阪神電車も資本参加した香櫓園という遊園地があり、そこで関西初の日米野球が行われた。
現在、この地は阪神間の高級住宅街となっており、ここに住むタイガースOBは多い。
それゆえ、写真の「国道2号夙川大橋」を神戸側に渡った所にあるラーメン屋「希望軒」など、選手が出没する店が極めて多い。森具のファミリーマートで夜中に買い物する選手を見掛けた事もある。
夙川公園(写真)を家族と共に散歩する選手など、甲子園近辺とはまた異なりくつろいだ姿の選手を見る事がある街だ。この町は中西清起・和田豊ら80年代後半以降に家を探した選手が多数住んでいた。まずは樋之池町あたりのマンションに住み、そのまま治安や住環境のよさから定住するのです。
この土地で最も目立ったのは新庄剛志だった。夙川大橋西のクリーニング屋「カワキ屋」に赤いフェラーリで洗濯物(それもGパン)を持って来た時はびっくりしてしまった。
古くは村山実氏が夙川駅から北に行った場所にマンションを持っていたそうだ。
阪急夙川からミニ路線の甲陽線に乗り換えて1駅目にあるのが、苦楽園口。
おしゃれな店が並ぶ駅前通り、そこから山に向かって高級住宅街が広がる街です。

古くは鎌田実さんが駅前にスポーツ用品店を構えたことがありました。
現在は駅前のパルレ苦楽園(写真)の1階北の端に田村浩一選手がお好み焼きともんじゃ焼きの店「とんぼ」を出しています。お好み焼きやが少ない街なので、ひそかに人気があります。
苦楽園も素敵な街です。
「久出川マンション」は苦楽園口駅のすぐ傍にあります。
このマンションにはトラボルタでおなじみの中田良弘投手が84年暮れに結婚した頃から引退するまで住んでおりました。(現在、住んでいない事を確認した上で掲載しています)
おしゃれなトラボルタと由美夫人は、おしゃれな苦楽園の街に似合います。新婚前後は近くの店でデートしていたそうです。
夙川・苦楽園には多くのOBが住んでいますが、今でもその場所に住んでおられる方が多いので、残念ながらここでは掲載できません。
ここより、さらに坂をあがって甲山方面に向かえば岡田彰布監督の家もあります。夙川界隈は素敵な所です。

げんまつWEBタイガース歴史研究室