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勾配を上りきったところには昔の築堤の名残があります。ここは甲子園駅北東の駅から20m程の場所です。
写真中央部で草の生えた急勾配の所が昔の土手です。阪神電車はこの土手に上がるために勾配を登ったのでした。すでに築堤の残骸は阪神電車の駅周辺にしか見られません。甲子園球場ではコンクリートや築堤を築くのに土に困らなかったと言われています。これだけの高さの築堤をすべて崩して使用したのならば納得できる話です。夏までの数ヶ月の突貫工事で甲子園を建築したとしても、コンクリートの砂には困らなかったでしょうね。
旧枝川の跡は甲子園駅前から国道2号武庫川橋梁の北側(甲子園ホテルあたり)のあたりまで、大きく曲がった県道となっています。 |